副院長・久留米総合病院附属介護老人保健施設 施設長 松隈 則人
日頃から地域の皆様方には私どもの施設をご利用いただき心から感謝申し上げます。 平成26年4月、社会保険病院・厚生年金病院・船員保険病院の3つのグループ病院は新しい組織である独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO) へと移行し、新しいスタートを迎えました。 これに伴い68年間にわたって親しんでまいりました病院名称も「久留米第一病院」から「久留米総合病院」と変更いたしました。
病院、健康管理センター、介護老人保健施設を有する施設として、健康に対する予防から治療、福祉に至る三位一体の医療提供を行うとともに、超高齢化社会を迎えての地域医療・地域包括ケアを担う病院を目指します。
勇気を出して病院にお越しいただいた方々に優しく安全で質の高い医療を提供することは病院の大切な使命です。その医療の質を向上させるには医療者各人の力を存分に発揮できる職場環境をつくることも大切な要素の一つと考えております。医師だけで医療を行うわけではありません。 医師、看護師、薬剤師、技師などが同じ目的を持って専門性を生かしながら自信を持って患者さんの治療にあたるチーム医療が必要です。働くことが楽しければ、必ず良質の医療を提供できると信じております。 平成25年から救急告知病院として24時間救急患者さんの受け入れを開始し、同時にきめ細かい医療の提供を目的として総合診療科を設けました。平成14年には全国に先駆けて多くの女性の念願であった女性総合診療科“なでしこ”を開設し、内科医を中心として婦人科医、泌尿器科医、乳腺外科医が診療にあたっています。今後も地域の皆様の様々なニーズに応えていきたいと思っています。 当院は久留米大学医学部の教育関連病院、臨床研修協力病院として多くの医師が派遣されており最先端の医療を提供しています。また大学病院をはじめとして地域の病院・診療所とも連携しながら診療を行っております。医学部、薬学部、看護学校などからの学生受け入れ実習機関としての役割も果たしています。 今後も益々地域に貢献し続ける病院でありたいと願っております。これまで同様にご支援をよろしくお願いいたします。