病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
医療の質指標
- リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
- 血液培養2セット実施率
- 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
- 転倒・転落発生率
- 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
- 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
- d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
- 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
- 身体的拘束の実施率
病院指標
年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 0 | 45 | 108 | 183 | 384 | 411 | 457 | 768 | 609 | 171 |
当院における年齢階級別割合では、最も多いのは70代であり、60~70代が全体の約4割を占めております。 また当院では女性に特化した医療にも力を入れており患者の約7割が女性となっております。
近年、整形外科においてスポーツ外傷の治療が増加していることから、10~30歳台の若年層が増加傾向にあります。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) | 69 | 3.4 | 2.6 | 0 | 65.0 |
110280xx03x0xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 | 49 | 5.5 | 3.8 | 8.2 | 75.5 |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 | 46 | 6.5 | 8.9 | 2.1 | 82.6 |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) | 45 | 34.9 | 19.2 | 35.6 | 83.2 |
060380xxxxx0xx | ウイルス性腸炎 | 32 | 6.7 | 5.6 | 0 | 44.1 |
当院の内科は、呼吸器内科・腎臓内科・内分泌代謝内科・消化器内科があります。
呼吸器内科ではさまざまな呼吸器疾患の治療を行っております。細菌性肺炎や間質性肺炎などが最も多い疾患となっております。
腎臓内科では血液透析に関する入院を主に行っております。近隣施設施設からの紹介も含め透析シャント閉塞に対する治療を多数行っております。
消化器内科では内視鏡的治療と肝癌の治療を中心に行っております。
内分泌代謝内科では糖尿病の教育入院などを行っております。また、手術を受けられる患者様の術前・術後の血糖コントロールを行っております。
循環器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
050130xx9900x0 | 心不全 | 35 | 24.6 | 17.3 | 11.4 | 80.1 |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) | 13 | 31.1 | 19.2 | 46.2 | 80.8 |
050130xx9901xx | 心不全 | 7 | 44.6 | 17.9 | 0 | 74.6 |
050030xx9900x1 | 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 | 5 | 20.8 | 12.3 | 0 | 69.0 |
050130xx97000x | 心不全 | 5 | 42.4 | 21.5 | 60.0 | 89.2 |
当院の循環器科では、主に心不全に対する加療、不整脈の薬物治療、手術後のリハビリ等を行っております。 また、ペースメーカー移植術・ペースメーカー交換術なども行っております。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
090010xx010xxx | 乳房の悪性腫瘍 | 228 | 15.3 | 9.8 | 0.4 | 60.6 |
090010xx02xxxx | 乳房の悪性腫瘍 | 108 | 10.3 | 5.5 | 0 | 58.9 |
090010xx99x0xx | 乳房の悪性腫瘍 | 99 | 10.7 | 9.7 | 6.1 | 61.4 |
090010xx97x4xx | 乳房の悪性腫瘍 | 90 | 5.5 | 7.2 | 0 | 56.6 |
090010xx97x0xx | 乳房の悪性腫瘍 | 47 | 7.0 | 6.5 | 2.1 | 58.0 |
当院の外科は、消化器外科・乳腺外科があります。
特に乳腺外科では、表に示す通りに乳がんの治療実績が多数であり、化学療法・放射線治療も行っております。
上の表には記載がありませんが、消化器外科において胆嚢結石症や胃がん・大腸がんの症例も多数の治療実績があります。
近年、急速に普及している内視鏡外科手術の症例も多数であり、良好な成績を得ています。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
070085xx97xx0x | 滑膜炎、腱鞘炎、軟骨などの炎症(上肢以外) | 44 | 30.7 | 13.2 | 0 | 47.8 |
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む。) | 15 | 52.5 | 21.4 | 26.7 | 76.9 |
070210xx01xxxx | 下肢の変形 | 14 | 35.4 | 20.8 | 0 | 65.6 |
160800xx02xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 | 11 | 47.4 | 25.3 | 45.5 | 84.5 |
160850xx01xxxx | 足関節・足部の骨折・脱臼 | 10 | 25.9 | 17.8 | 0 | 41.4 |
当院の整形外科では、足関節疾患への治療が最も多数となっております。 他にも半月板損傷やスポーツ障害、変形性膝関節症などの膝部の疾患への治療も多くの症例実績があります。
当院では日本足の外科学会の認定医が診療にあたっており、お子様からお年寄りだけでなく、様々な競技のアスリートが診療に訪れております。
手術を行う際には、関節鏡んどを使用した低侵襲な手術療法を行っております。
平均在院日数は、高齢者の在宅復帰を目指したQOL向上のためリハビリ期間が長く、全国平均より在日数は長くなっております。
産婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
120060xx01xxxx | 子宮の良性腫瘍 | 98 | 11.0 | 9.2 | 1.0 | 46.6 |
120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍 | 72 | 6.9 | 6.0 | 0 | 46.0 |
120090xx97xxxx | 生殖器脱出症 | 59 | 9.1 | 7.7 | 0 | 72.5 |
12002xxx02xxxx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 | 36 | 4.2 | 2.9 | 0 | 41.7 |
120100xx01xxxx | 子宮内膜症 | 33 | 8.8 | 6.7 | 0 | 43.0 |
当院の婦人科では子宮筋腫は子宮頚部異形成等の子宮疾患、卵巣疾患に対しての治療を多く行っております。
また高齢者に多い子宮や膀胱が下垂する骨盤臓器脱に対して積極的に手術療法行っており、地域で最も多い症例数を有しております。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍 | 56 | 9.7 | 6.8 | 0 | 76.8 |
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 | 24 | 3.0 | 2.4 | 0 | 71.9 |
11022xxx01xxxx | 男性生殖器疾患 | 17 | 7.9 | 3.5 | 0 | 54.3 |
110070xx99x0xx | 膀胱腫瘍 | 6 | 8.2 | 9.7 | 16.7 | 80.0 |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 | 6 | 9.7 | 13.7 | 0 | 70.3 |
泌尿器科では、膀胱、腎臓の悪性腫瘍や前立腺肥大症の診療実績を多数有しております。
最も多い手術は経尿道的に行う膀胱の悪性腫瘍手術となっております。
久留米大学泌尿器科学講座との連携を図り、一人ひとりの患者さんにとって最適な医療が提供できるよう努力しています。
麻酔科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
070350xx99x0xx | 椎間板変性、ヘルニア | 3 | 8.67 | 9.5 | 0 | 65 |
麻酔科では、ヘルニア等の疼痛コントロールを行っております。
入院実績は少数ですが、外来でのペインクリニックでは局所麻酔薬を使用した神経ブロックや、リハビリの温熱療法や運動療法などを利用して痛みの治療を行って
おります。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) | 版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 12 | 3 | 1 | 5 | 7 | 7 | 1 | 8 |
大腸癌 | 10 | 12 | 29 | 20 | 10 | 19 | 1 | 8 |
乳癌 | 176 | 241 | 86 | 46 | 10 | 77 | 1 | 8 |
肺癌 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 8 |
肝癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 8 |
【定義】 UICC病期分類とは国際対がん連合(UICC)で定められた悪性腫瘍の分類で、原発腫瘍の進展範囲(T)、所属リンパ節転移の有無と進展範囲(N)、 遠隔転移(M)の有無の3つの要素の評価に基づいて0期~Ⅳ期の5病期(ステージ)に分類されます。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均 在院日数 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 14 | 9.2 | 47.1 |
中等症 | 36 | 22.2 | 81.7 |
重症 | 4 | 20.0 | 88.0 |
超重症 | 0 | 0 | 0 |
不明 | 0 | 0 | 0 |
当院は「日本呼吸器学会認定施設」となっており、呼吸器内科担当医によりさまざまな肺炎診断・治療を行っております。 重症度分類にはA-DROPスコアと呼ばれる身体所見、年齢による肺炎の重症度分類を行います。 当院で最も多いのは中等症の36件で、平均年齢は81.7歳となっております。
脳梗塞の患者数等
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 5 | 27.4 | 87.6 | 60 |
その他 | 0 | 0 | 0 | 0 |
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 62 | 0.7 | 2.6 | 0 | 66.8 |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 46 | 0.5 | 6.4 | 8.7 | 84.7 |
K616-41 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) | 37 | 3.3 | 6.7 | 8.1 | 77.8 |
K6121イ | 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) | 14 | 7.3 | 17.5 | 0 | 75.5 |
K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) | 13 | 0 | 2.4 | 0 | 64.8 |
当院の内科における手術で最も多いのは、消化器内科における大腸ポリープに対する内視鏡的手術となっております。 次いで、内視鏡的ステント留置術、腎臓内科における透析シャント閉塞に対するシャント拡張術が多数となっております。
循環器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K597-2 | ペースメーカー交換術 | 3 | 2.3 | 8.3 | 0 | 89.3 |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極) | 1 | 1 | 23 | 0 | 71 |
循環器科における手術は、不整脈に対するペースメーカに関する手術が主となっております。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) | 166 | 1.4 | 3.5 | 0.6 | 58.2 |
K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) | 137 | 2.0 | 12.0 | 0.7 | 62.0 |
K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) | 107 | 2.0 | 7.4 | 0 | 59.1 |
K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) | 76 | 2.1 | 12.9 | 0 | 58.8 |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 67 | 2.3 | 6.2 | 0 | 59.8 |
乳腺外科では、乳がんに対する「乳腺悪性腫瘍手術」が多数の実績があります。
術前は約2日、術後は術式によって変わりますが約10日前後での退院となっております。 また、乳がんに対しての化学療法を行うための抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置術の実績も多数あります。
一般外科では、胆のう摘出術や鼠径ヘルニア手術が多数の実績があります。近年普及している腹腔鏡・胸腔鏡を用いた内視鏡外科手術では、良性・悪性腫瘍にともに良好な成績を得ております。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K066-22 | 関節鏡下関節滑膜切除術(足) | 18 | 1.4 | 15.2 | 0 | 41.2 |
K0821 | 人工関節置換術(膝) | 15 | 2.1 | 41.5 | 20.0 | 76.8 |
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) | 10 | 8.5 | 41.2 | 40.0 | 85.3 |
K074-23 | 関節鏡下靱帯断裂縫合術(その他の靱帯) | 9 | 1.0 | 8.4 | 0 | 23.7 |
K0822 | 人工関節置換術(足) | 9 | 2.9 | 53.0 | 0 | 73.8 |
整形外科では、膝関節と足関節に対する手術実績が多数あります。
特に膝関節や足関節の人工関節置換術が多数です。ほとんどが高齢者であり、在宅復帰に向けた術後リハビリを行うため平均術後日数が40日超となっております。
産婦人科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) | 95 | 1.8 | 4.1 | 0 | 45.3 |
K877 | 子宮全摘術 | 91 | 2.0 | 8.4 | 1.1 | 48.8 |
K8654 | 子宮脱手術(腟壁形成手術及び子宮全摘術)(腟式、腹式) | 55 | 2.0 | 6.1 | 0 | 72.4 |
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 | 52 | 1.4 | 2.0 | 0 | 42.7 |
K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 | 24 | 2.0 | 4.9 | 0 | 46.9 |
当院の婦人科では、子宮の良性腫瘍に対しての手術を多数行っております。
また、子宮や卵巣の良性腫瘍に対して、身体への負担の少ない腹腔鏡下手術も多数の実績があります。
この他にも骨盤臓器脱や子宮頚部異形成に対する手術を多数行っております。
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) | 52 | 1.9 | 6.8 | 0 | 76.4 |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 16 | 1.7 | 8.7 | 12.5 | 64.5 |
K8282 | 包茎手術(環状切除術) | 9 | 1.1 | 4.7 | 0 | 44.1 |
K8352 | 陰嚢水腫手術(その他) | 8 | 1.6 | 6.6 | 0 | 65.8 |
K7981 | 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) | 5 | 2.0 | 8.0 | 0 | 77.8 |
泌尿器科では、経尿道的に行う膀胱の悪性腫瘍手術を多く行っております。
入院後2日で手術を行い、術後は平均6.8日で退院となっております。
その他にも包茎手術や膀胱結石に対する手術も多く行っております。
久留米大学泌尿器科学講座との連携を図り、一人ひとりの患者さんにとって最適な医療が提供できるよう努力しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | 1 | 0.03 |
異なる | 13 | 0.41 | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 1 | 0.03 |
異なる | 4 | 0.13 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | 0 | 0 |
異なる | 1 | 0.03 | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 1 | 0.03 |
異なる | 0 | 0 |
医療の質の指標
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数(分母) | 分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) | リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
---|---|---|
957 | 893 | 93.3 |
周術期の肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、発生率を下げることにつながります。
当院で実施された肺血栓塞栓症予防の実施率となります。
血液培養2セット実施率
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) | 血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
470 | 332 | 70.6 |
広域抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行うことは、望ましいプラクティスとなります。
また、血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。
2014年度診療報酬改定から、血液を2か所以上から採取した場合に限り、2回算定できるようになっています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) | 分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) | 広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
---|---|---|
179 | 137 | 76.5 |
近年、多剤耐性アシネトバクター属菌や、幅広い菌種に効果を有するカルバペネム系抗菌薬に耐性のある腸内細菌科細菌など、新たな抗菌薬耐性菌(以下、耐性菌)が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、各医療機関において抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial Stewardship Team:AST)を組織するなど、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められます。抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です。
転倒・転落発生率
退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) | 退院患者に発生した転倒・転落件数 (分子) | 転倒・転落発生率 |
---|---|---|
35579 | 183 | 0.5 |
転倒・転落の指標としては、転倒・転落によって患者に傷害が発生した率と、患者への傷害に至らなかった転倒・転落事例の発生率との両者を指標とすることに意味があります。転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) | 退院患者に発生したインシデント 影響度分類レベル3b以上の 転倒・転落の発生件数(分子) | 転倒転落によるインシデント影響度 分類レベル3b以上の発生率 |
---|---|---|
35579 | 4 | 0.01 |
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
全身麻酔手術で、 予防的抗菌薬投与が実施された 手術件数(分母) | 分母のうち、手術開始前 1時間以内に予防的抗菌薬が 投与開始された手術件数(分子) | 手術開始前1時間以内の 予防的抗菌薬投与率 |
---|---|---|
1102 | 1101 | 99.9 |
現在、細菌感染を起こしていないが、手術後の感染をできるだけ防ぐために、抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といいます。
開胸、開腹を伴う手術等は、手術開始直前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
退院患者の在院日数の総和もしくは 除外条件に該当する患者を除いた 入院患者延べ数(分母) | 褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上 の褥瘡)の発生患者数(分子) | d2(真皮までの損傷)以上の 褥瘡発生率 |
---|---|---|
35569 | 23 | 0.06 |
褥瘡は、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっています。
褥瘡は患者の QOL の低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。
そのため、褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の 1 つにとらえられ、1998 年からは診療報酬にも反映されています。
本指標の定義は、目の前の患者が褥瘡発生する確率を見ているものであり、日々のケアの質に関わるものです。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
65歳以上の退院患者数 (分母) | 分母のうち、入院後48時間以内に 栄養アセスメントが実施された 患者数(分子) | 65歳以上の患者の入院早期の 栄養アセスメント実施割合 |
---|---|---|
1434 | 1101 | 76.8 |
早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後改善につながります。
身体的拘束の実施率
退院患者の在院日数の総和 (分母) | 分母のうち、身体的拘束日数の総和 (分子) | 身体的拘束の実施率 |
---|---|---|
48173 | 653 | 1.3 |
身体的拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害を生ぜしめる可能性もあるため、代替方法が見出されるまでの間のやむを得ない処置として行われる
行動の制限であり、できる限り早期に他の方法に切り替えるよう努めなければならないものとされています。
更新履歴 2025.9.26